バイオサイエンス領域M1の舟窪絵衣美です。
2025年2月16日、西大寺にて7大学合同の関西表千家学生茶道連合会の合同初稽古に参加しました。
今回はM1を中心に、部員4人で参加しました。

西大寺は、奈良県奈良市にある真言律宗の総本山で、奈良時代に称徳天皇が創建した寺院です。今回の「合同初稽古」に参加した部員は全員が初めての訪問でしたが、歴史を重ねた寺院の持つ荘厳な雰囲気に魅了されました。
稽古の初めには、参加者同士で自己紹介を行いました。年齢や茶道経験の違いはあっても、茶道を愛する気持ちは共通しており、和やかな雰囲気の中で楽しく交流することができました。

自己紹介の後は、薄茶席が始まりました。
普段の稽古で行っているお点前ですが、他大学の先生のご指導を拝見することで新たな気づきを得ることができ、大変勉強になりました。
お昼には、参加者の皆様と一緒にお弁当をいただきました。茶道の話だけでなく、それぞれの大学での活動や日常についても語り合い、親睦を深める貴重な時間となりました。


午後からは、濃茶の席がありました。1時間と長い時間正座をするのは初めての経験で、参加者全員が足の痺れと格闘しながら、濃茶の深い味わいを堪能しました。
そして、稽古の最後には「西大寺の大茶盛(おおちゃもり)」を体験しました。大茶盛とは、大きな茶碗を回し飲むことで「一味和合」の精神を体現し、人々の結束を深める宗教的茶儀として約800年受け継がれています。また、大茶盛をいただくと1年間無病息災で過ごせると言われています。部員同士で支え合って大きなお茶碗を持ち、おいしくいただきました。

今回の合同稽古では、他大学の皆様と交流しながら貴重な経験を積むことができました。新たな学びが多く、とても充実した一日となりました。
今回のご縁に感謝しつつ、これからも稽古に励んでいきたいと思います。
西大寺のHP:真言律宗総本山 西大寺