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新入生歓迎会

こんにちは。物質領域M2の植木穂香です。
6月8日と29日に、新入生歓迎会を行いました。

茶道会では毎年6、7月頃に新入生歓迎会を行います。
今年は奈良市脇戸町にある中西与三郎さんのお店に伺い、和菓子作りを体験しました。

中西与三郎さんには、昨年11月の素心会(西大寺光明殿での月釜)で干菓子「幻の絹」を作っていただきました。
茶道会にとってご縁があるお店で、和菓子作り体験ができたことを非常に嬉しく思います。

体験では、職人の方が作り方のお手本を見せてくださいます。
クルクルと手際よく作られていくかわいいお菓子に、部員たちも感嘆の声を上げていました。

和菓子作りの後は、奈良観光を楽しみました。
歴史の深い奈良には、奈良公園や寺院以外にもたくさんの観光地があります。
志賀直哉旧居、氷室神社、吉城園や依水園などの庭園を巡りました。

志賀直哉旧居

志賀直哉は白樺派を代表する作家で、代表作に「暗夜行路」や「城崎にて」などがあります。
「暗夜行路」は志賀直哉旧居にて執筆されました。
邸宅には妻と娘のために特注したお茶室があり、実際にお茶会を開くことができます。
過去にはNAIST茶道会でもお茶会を開いたことがあるそうです。
志賀直哉が執筆活動に身を捧げつつ、妻や子供たちに愛情を注いでいた様子が思い起こされます。

吉城園、依水園はどちらにも立派なお茶室があります。
お庭を眺めながら素敵なお茶会が開かれることを想像すると、心が華やぎます。
これらの楽しみは、茶道を習っているからこそ味わえるものだと実感しました。

新入部員の皆さんも、共に茶道を楽しんでいきましょう。

吉城園の東屋で並んでポーズを決める部員たち
小高い丘の上にあるため、お庭全体が見渡せます。


左:氷室神社の氷みくじ  右:依水園
依水園は大きな池が特徴的です。良く晴れた夏の一日を涼やかにする写真たちです。